◆Tsubasa KAWABATA (MA Art Museum and Gallery Studies/ Presessional D 10weeks)
私は入学前に英語の力を伸ばすためにpre-sessional course に入り、その後2021/2022年度の修士課程、MA TESOLコースに入学し、卒業しました。レスター大学大学院に入学する際、そして現地でもこちらの日本事務局の福元さんに大変お世話になりました。とても感謝しております。大学院に提出する履歴書の書き方お教えてくださっただけでなく、文章の添削や教授とのやりとり、そして現地の空港から大学の寮までのタクシーの手配もしてくださいました。現地で何かトラブルがあった際にも対応してくださり、感謝に絶えません。海外の学校に入学するということに加えてビザの発行申請までも初めてのことばかりであったので、不安でした。ですが、福元さんが全てサポートしてくださり、大変感謝しております。これを読んでいる方の助けに少しでもなればと思い、体験記を書きました。
[到着]
現地の空港に到着すると、駐車場に事務局が手配してくださったタクシーが待っていてくれました。そのおかげで、現地で迷子になることなく寮まで行けました。これを読んでいる方にアドバイスがあります。それは、大学とのメールのやりとりや寮の支払いの領収書などをコピーして現地まで持っていくことです。全てがしっかりといくと思っていると大きな問題になります。私の場合は、現地で過ごす部屋が手配されていませんでした。念の為に持ってきたコピーを見せて、料金をすでに払っていることをしっかり話したら、納得してくれました。たまたま部屋が空いていたのでそこを使えるように調整してくれたので野宿にならずに済みました。
[pre-sessional]
Pre-sessionalコースは英語の能力により、コースの長さと授業内容が変わります。このコースでは大学院に入学した後のことに備えて大学院で使用する学術的な単語や論文の読み方、書き方等を学べました。これらの知識と経験は大学院に入学してから大変助かりました。また、このコースで出会った友人たちは、コースが終了して各々のコースに入学しても頻繁に遊んでいました。今でも交流がある友達もいます。勉強的な側面だけでなく、友人を作るという面においてもこのコースはおすすめしたいと思います。
[現地での生活① クレジットカード]
私がイギリスに住んでいる時はコロナが真っ盛りから終息の兆しが見えてきている期間でした。その為、Uber-eats等のデリバリーを頼むこともしばしばありました。その時にあった出来事をもとに、この先レスターに入学する人にアドバイスがあります。 Uber-EatsやUberを使う際に、日本のクレジットカードだと使えないことがあります。その為、イギリスの銀行で口座を作り、クレジットカードを作らなくてはなりません。私がお勧めしたいのはStarling Bankです。これはデビットカードと同じシステムで、支払いを行うと直ぐに口座から引き落とされるカードになります。私がこの会社をお勧めする理由はいくつかあります。一つ目はこの会社はネット上の銀行である為、最短2日でカードを発行可能であるということです。他のカード会社の場合、2週間近くかかることもあります。また、この会社はアプリでお金を管理できます。ただ、郵便局で現金を入金しないといけないのが難点です。
[現地での生活② 学生寮]
私がpre-sessionalコースに通っている間は大学の寮に住んでいました。寮はブロック毎に別れており、完全一人部屋、キッチン共有、キッチン・トイレ・バス共有の3タイプがあります。それぞれメリット・デメリットがあるので念入りに調べることをお勧めします。コロナ禍中であることもあり、一人部屋を選びました。全ての寮はエリアで纏まっていますが、地図をみてもらえるとわかると思いますが、シティリビングは纏まってキャンパスから近い場所に建っています。5分ぐらいでメインキャンパスには辿り着けますが、キャンパス内がとても広いので、通う学部によっては寮からとても離れていることがあります。私もその一人でした。pre-sessionalコースはメインキャンパス内で行われるため、寮から10分もあればつけたのですが、TESOL MAの建物は寮から片道20分以上離れていました。それを遠いと感じる方は、自身で家を借りたり、近めの学生寮を選んでみてはいかがでしょうか。 学生寮の利点として交流が盛んであることが挙げられます。毎週決まった曜日にパーティーが開かれ、お酒を片手に寮内の学生達と交流できます。残念ながら、コロナ禍かつ夏休みであったこともあり、生徒の数が少なかったですが、それでも楽しくさまざまな学生達と交流できました。
[現地での日常生活 ③食べ物・飲み物]
レスターは少し歩くだけでCity Centreに行くことができます。中心街であるため、さまざまなレストラン、スーパー、雑貨屋、服屋など、生活必需品に困ることはありません。また、日本人であれば日本の食材が恋しくなることもあると思います。そんな時はAsian marketにいくのがお勧めです。中国、韓国、日本の食材やお菓子が簡単に手に入ります。 飲み物に関して、一点絶対にお勧めすることは、日本と違って水道水を飲むことができないということです(*)。基本的に、水道水をお水代わりにして飲める国は世界的にみても限られてきます。イギリスは飲める方ではありますが、浄水器を買うことをお勧めします。自分はBRITA製の浄水器を使っていました。(*注:厳密には、飲用は可能ですが、硬水なのでお腹が緩くなる場合があります)
[大学院]
大学院はコースごとに校舎が異なるため、キャンパス内だけで完結することがないです。その為、学校の寮から結構歩くこともあります。私がいたTESOL MAは、授業ごとに校舎が異なっていたので、キャンパス内のビルを使うこともあれば、キャンパス外の学校の建物を使うこともありました。 コースの仲間たちは同じ志を持っている人たちであるので、切磋琢磨して学んでいけるいい環境でした。海外の大学院は、学生からストレートで入る人よりも社会人を経験してから入学する人が多い印象です。学部や学科によるかもしれませんが、私がいたコースは社会人経験者が大半を占めていました。レポート等の課題が多いですが、その代わり授業内容はとても面白く、興味深かったです。わからないことや調べ物は大学内の図書館を活用して調べられるのでとても便利でした。
[図書館]
図書館には多くの本がありますが、静かに読むだけのスペース以外にも、気軽に談話やプレゼンができるスペースがあります。また、オンライン上のデータベースにはデジタルデータとして数多く保存されています。その為、わざわざ図書化に出向かなくても、それを使えば欲しい論文も手に入れられます。もちろん、デジタル化されてないものは本を借りないと読めません。蔵書数には目を見張るものがあります。
最後に、別の国に行って生活をし、学んでいくことに、最初は不安があるかとは思います。ですが、安心してください。現地にいる人達は親切な人ばかりです。レスターの土地柄、学生や留学生が街にたくさんいます。その為、学生にも日本人にも優しい街です。困ったことがあれば学校の教職員に相談すると、みんな快く助けてくれますし、そして何よりも福元さんとやり取りができます。やっぱり日本語が通じないというのは壁になることがあります。英語ではうまく言えないことや伝えられないニュアンスを相手に伝えたい時、何かを学校側と交渉しなくてはいけない時など、福元さんが日本人学生と相手の間に立ってくださり、やりとりをしてくださいます。とてもお世話になりました。これを読んだみなさんの少しでも役に立てれば幸いです。レスターでの生活を楽しんでくださいね。