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◆Tomoko HOYA (Urban History MA)

私は2018年から2019年にかけて、Urban History MAコースで学びました。  大学への出願は留学前年の2017年の夏前から始め、年内の12月には大学から正式にUnconditional Offerの連絡がありました。出願にあたっては、必要な書類を揃えたり、CVやPersonal Statementの作成等、慣れないことも多かったですが、こちらの日本事務局の福元さんの手厚いサポートでスムーズに願書等を提出することができました。また日本事務局には、その後の学生ビザ取得の際にも相談にのっていただき、安心して手続をすることができました。本当に感謝しています。  

大学の新学期は9月の最終週に始まりますが、私は福元さんの勧めもありStudy Skills CourseというPre-sessional Courseを学期前に受講しました。コースの目的は主に英語で論文を執筆するための基礎固めですが、その一環で図書館データベースの使い方やオンラインでの課題提出方法など、その後の大学生活で必要な事も学べるなど、留学生にはオススメです。寮にも少し早く入寮することができますし、新しい環境での生活を余裕を持って始めることができる、と言う点も、このコースの大きな利点かと思います。  

私が専攻したUrban History MAは、授業自体はHistory MAとUrban Conservation MAの学生と一緒に授業を受けることが多かったです。どちらのコースも他学科に比べると人数が少ないようで、必然的に授業は少人数、毎回何かしら発言を求められるため、予習が欠かせませんでした。授業の初めにReading Listが配布され、毎回の授業で読むべき本や論文が提示されます。これがかなりの量で、毎回授業の直前まで予習をしていました。授業評価の方法はほとんどがレポート(3,000~4,000 words)でしたが、筆記試験が1回、その他にポスタープレゼンテーション、グループプレゼンテーションなどもありました。特にプレゼンテーションの評価は厳しく、発表内容はもちろんですが、スライドの見やすさ、資料提示の方法、質疑応答の姿勢など細かく指導があり、現地の学生でもかなり苦労していました。春学期には通常の授業に加えて数回フィールドトリップの機会があり、レスターから少し離れた都市にも電車で訪れ、現地で重要な建築物などを教員や現地のボランティアガイドの方と一緒に見学する機会もありました。  

授業以外の生活では、大学のスポーツセンターをよく利用しました。スポーツセンターは有料ですが、様々なトレーニングマシンやプール、サウナ、ジャグジーなどを自由に使う事ができます。会費は年払いや都度払いなど選べるので、一度は使ってみることをお勧めします。私は大学のクラブではないですが、センター利用者向けのランニングクラブに参加し、毎週1回、おしゃべりをしながら1時間程度レスター市街を走っていました。メンバーの方々には夏に自宅でのBBQに呼んでもらったりと、学生生活とはまた少し違った人間関係を築くことができました。皆さんとは今でも連絡を取り合っています。  

他に、アルバイトも経験しました。6月から9月にかけては大学院の授業はなく、指導教員との面談と修士論文の執筆だけとなるので、空き時間をレスター大学の学寮の清掃・管理のアルバイトに当てました。留学生が現地でアルバイトを探すのは大変だと聞きますが、大学が窓口となるアルバイト紹介のサイトがあり、そこから比較的簡単に仕事を探すことができます。給与の支払い元も大学なので安心して働くことができると思います。特に留学生向けの仕事、というわけではないので苦労したこともありますが、いい経験になりました。  

最後になりますが、レスターはとてもいいところです。ロンドンのような大都市とは違いますが、思い出に残っているところがたくさんあります。よく歩いたNew Walk、花火を見に行ったAbbey Park、週末サッカー観戦に行ったKing Power Stadium、よくランニングをしたVictoria Park、などなど。留学本番までレスターを訪れた事はなく不安もありましたが、ここで出会えた友人たちともたくさんの思い出を作ることができ、今ではレスターに決めて本当に良かったと思っています。イギリス留学をお考えの皆さん、ぜひレスター大学を一つの選択肢として検討してみてください。