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◆Noriko YAMAMOTO (English Plus Study Abroad: History & History of Art)

私は2003年7月から2004年3月までの9ヶ月間、English Plus Study Abroad Programmeを利用し、レスター大学で勉強しました。イギリスの大学を選んだ理由は、専攻する予定であった西洋美術を身近に触れることができるヨーロッパで勉強したかったためです。これまで、イギリスに一度も訪れたことがなかった私が、数あるイギリスの大学の中からレスターを選んだ理由は2つあります。一つ目は英語漬けの環境に浸りたかったので、日本人が少ない大学であること。2つ目は、美術館が数多くあるロンドンからそれほど遠くないことです(週末には電車で約75分かけて、入場料がFreeであるロンドンの美術館へよく足を運びました。)

留学生活についてですが、私は7月~9月までEnglish Language Teaching Unitの英語コースDを取ったのち、9月から学部で2学期間、美術史と西洋史の授業を取りました。学部にもよりますが、私の受講した学部では殆どがNativeのイギリス人学生で(約95%以上)、日本人は私だけでした。しかし、ヨーロッパからエラスムス(ヨーロッパの交換留学制度)の学生たちが数多く来ており、フランス・イタリア・ドイツ・オーストリアなどの国の学生とも仲良くなれますのでご安心を。授業内容は1科目につき、レクチャーとゼミがセットになっており、レクチャーで学んだ内容について同じ週にゼミで先生が課題を出し、6-7人の学生たちとディスカッションをしていくというものでした。セメスター(学期)の終わりには、予め提示されていた幾つかの授業に関するテーマの中から自分が書きたいテーマを一つ選び、1500字ほどのエッセイを提出します。授業がわからない場合や、英語で苦労することは多々ありましたが、とにかく同じクラスの学生や先生へ質問・相談することで切り抜けてきました。レスター大学の先生方は外国からの生徒を多く受けているせいか、非常に対応が親切だと思います。

寮は、英語コースとアカデミックターム中に2箇所の寮を体験しましたが、その寮ではアジアからの留学生が多く、台湾、タイ、中国・イギリス人と共に生活しました。英語コース時に入寮したときの友達は、不安な時期に苦楽を共にしたこともあり、今でもメールの交流があり、とても仲良くしています。中国人の友人からは本場の中華(とてつもなくおいしかったチャーハンの味が忘れられません)を作ってもらったりと、キッチンが各国の学生たちとの交流の場になります。学食もよく利用しましたが、Charls Willsonビルの一階入ってすぐにある小さなサンドイッチ店のToasted Cheese and Onion味がおいしく、お奨めです。

レスターの街はレンガ造りの典型的なイギリス風景で、町中が絵葉書のようです。特に夏のシーズンは町中に花が溢れていてとっても綺麗!!シティセンターまでは、寮から徒歩20分ほどかかりましたが、よく週末でかけてマーケットで野菜や果物を買い込んだり、本屋やデパートを散策しました。また、電車一本でノッティンガム(30分ほど)、ロンドン(75分)までいけるので、とても交通の便がよい都市です。

イギリスの大学で勉強してよかったのは、○×式、穴埋め式の勉強法ではなく、テーマを絞り、深く学んでゆくので自分なりの意見、考え方が尊重されることです。知識が深まるだけでなく、ものごとを多面的に考え(考え方の幅が広がります)意見する力が養われます。留学生活は自分から色々なところへ興味を持って飛び込んで門戸をたたけば、いくらでも楽しくなりますし、可能性は広がると思います。