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◆Nanae HAMA (MA in Victrian Studies)

2009-10年度ロータリー奨学生として、Victorian Studies(MA)コースに入りました。レスター大学はヴィクトリア朝研究を専門にする学生にとっては最適な研究機関で、またとても高い評価を得ています。このコースは他のコースと比べて、極端に授業数が少なく、その分、1回の授業に課せられる予習の量が膨大です。クラスメートのうち留学生は約3分の1程度。そのため授業中のディスカッションは理解することがとても困難でした。しかしながら留学生として渡英したことを考えれば当然の環境であり、また本場の授業を体験する良い機会だったと言えます。

大学院で本格的な講義が始まるのは10月上旬です。しかしすぐに本場の講義について行ける自信がなかったため、8月下旬からStudy Skillsコースに入りました。ここでは大学院での講義を想定して、プレゼンやディスカッションの方法、効果的なリーディング法やメモのとり方などを学びました。特にエッセイの指導が充実しており、個人の能力や研究内容に合わせて指導していただけます。私はこのコースに参加したおかげで、英語力強化だけでなく、生活環境を整える十分な時間を確保することができました。自分が住む町を把握し、キャンパスや図書館の設備を知ることで比較的余裕を持って学業に専念できます。Unconditional Offerで留学が決まっていたとしても、このコースを受けることを強くお勧めします。

レスターはイギリスの中でも、比較的住みやすい所だったのではないかと思います。現地の方々はとても親切で、あらゆる施設が徒歩圏内にあります。大学寮と学校も近く、生活費も1日£5-6程度で済みます。レスターでは20名ほどの日本人留学生に会いました。そのうち、こちらの日本事務局を経由して出願した学生は約半数だったように思います。大学の交換留学制度や大手エージェントを利用する方法もありますが、私はレスター大学日本事務局のサポートにとても満足しています。出願から渡英まで一貫して日本事務局の福元裕子さんにお世話になり、大学と迅速で丁寧な連絡を取っていただけました。また現役のレスター生やOBの方と連絡がとれたことで、学業や生活に関する不安を随分と払拭させることができました。同じ奨学金制度を利用した方や同じコースで学んだ経験のある方と連絡を取る機会に恵まれたため、早い段階で1年間の流れをつかむことができました。現地におられる学生や同時期に渡英する学生と連絡が取れるのはこちらの日本事務局ならではのサポートであり、大きな強みであると言えます。これからも、こちらの日本事務局のサポートによって、レスター大学の仲間が増えていくことを願います。私もOBの一人として少しでも力になれることがあれば、喜んで協力いたします。