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◆Mizuki ITANI (Pre-sessional course ABCD 40weeks)

2014年秋、約1年に及ぶPresessional course ABCDが終わりました。ELTUは大学院進学のための英語コースのため、私のような語学コースのみの受講というのは非常に珍しいケースでしたが、渡英前の私の英語力ではネイティブの学生と同じフィールドで勉強することは難しいと判断し、みっちり英語を身につけることに決めました。結果的には、私の将来を左右するであろう貴重な一年となりました。 まず、思い立った時点でイギリスの全大学の中から語学コースを設けているところを探し、そこから教育の質、周辺環境、治安、立地、物価などいろんな面を踏まえて選んだのがレスター大学でした。

ELTUでは毎日Reading, Writing, Listening, Speakingのレッスンがあり、基本的には教材に沿って授業が進められました。 CourseAは全て基礎的な内容だったので、私は苦手なSpeakingに重点を置きました。クラスメイトや講師と積極的コミュニケーションを取ることにより話すことにも徐々に慣れていきました。 CourseB、CourseCでのWritingやProjectなどではイギリス式の学問的な論文の書き方を習い、毎日それに慣れるための練習をしました。課題以外のエッセイを書いた時は、担当チューターがチェックしてくれて、今後の勉強方のアドバイスももらいました。授業後は、なるべく毎日BBC newsに目を通すようにし、さらにTED talkで自分の専門分野や興味のある分野の動画を聞いてListeningスキルの向上に努めました。 どのセッションにおいても、CourseDは以前のコースよりもさらに高度で学問的な内容になったように思います。特に高いReadingスキルが重要だと気づき、素早く且つ理解しながら英語の文献を読むよう心掛けました。最後のProjectでは自分の専門分野の文献を何冊か英語で読み1,500語のエッセイを書きました。私は英語で1,000語以上のエッセイを書いたことがなかったため、本当に苦戦しました。ですが、自分が学問的な書物を読み理解し、それについて論文を書けるようになったことは日本にいた頃から比べるとかなりの進歩だと思います。 この一年間で自分の英語力に自信を持つことができ、近い将来、今度はレスターの大学院で勉強したいと思えるようにまでなりました。

ELTUには中東、中央アジア、中国からの学生が多いため、様々な文化を知ることができると思いますが、如何せん語学コースなので英語ネイティブの友達は出来づらいかもしれません。レスター大学には日本語の授業があったので、私は毎週一回ボランティアとして参加し授業のお手伝いをしてネイティブと英語を話す機会を設けました。授業の前には個人的に日本語サロンなるものを開催し、日本とイギリスの文化の違いについて話したり、宿題の手助けをしたりしました。私にとっては講師以外のネイティブとお話しする貴重な機会でしたし、非常に良い経験となりました。他にもスポーツなどを通して何らかの活動に参加されるとネイティブの友達と話す機会も増えると思います。

生活面ですが、私はレスター大学の寮に住んでいて、大学院や学部の学生と一緒に一つのフラットをシェアしていました。中国人3人、香港人1人、パキスタン人1人と私の計6人でした。普通は毎週ハウスキーパーが来てキッチンやバスルームを掃除してくれます。フラットメイトとは、特に揉め事もなく、また深く関わることもなく、お互いプライバシーを守りつつ生活することができました。 ELTUの学生も、図書館、ITルーム、プリンター、スポーツジムなど基本的な大学の施設は他の学生と同じように使えます。何か困ったことや質問などあれば、ヘルプカウンターなどで尋ねると丁寧に教えてもらえると思います。日本人は比較的少ない方だと思うので一日のほとんどを英語を使って生活することになります。それだけでも英語力は随分と違ってくると思います。さらにレスター大学ELTUの教育水準は非常に高く、英語を学びたいという姿勢さえあればいくらでも上達するでしょう。まずは英語からきちんと身につけたいという方には、是非レスター大学ELTUへの留学をお勧めします。